2020~2021年度 会長方針

テーマ「未来を見つめて更なる前進」

~此不独饋諸卿使卿子孫亦飫之也~

秦野丹沢ライオンズクラブ 会長 大野 祐司

「此(こ)れ独(ひと)り諸(しょ)卿(けい)に饋(おく)るのみならず、卿(けい)の子(し)孫(そん)をして亦(また)之(これ)に飫(あ)かしむるなりと」と読むこの言葉を残した野中兼山は、江戸前期の儒者で、土佐藩の家老でした。

この人が、江戸から土佐に戻る際、地元の人たちに送った手紙には、「土佐には物資としてどんな物でもありますので、お土産は、土佐にはないハマグリやアサリを船一艘分持って帰ります。無事に土佐に到着したら、皆さんにお渡ししましょう。」と書かれていました。故郷の人たちは、ごちそうが食べられると思い、大変楽しみに待っていました。しかし兼山は、帰り着くと、運んできたハマグリやアサリをすべて海中に投げ捨てさせました。人々は不思議に思って、理由を尋ねると、「これはただ皆さん方だけにお贈りするのではなく、皆さん方の子孫の人たち十分にたべてもらおうというものです。」と答えました。その後、たくさんのハマグリやアサリが繁殖し、土佐の名産品になったということです。

私たちの活動も41年目を迎え、諸先輩方が築かれた礎を正しく継承し、その思いを未来に引き継ぐためにも種をまき、苗を育てることが求められているとの思いから2020~2021年度の会長テーマとさせていただきました。

 

会員増強について

活動の基本は“人”であり、その多様性が組織の活性化をもたらします。そのためにも、会員増強は、継続して取り組む必要のある重要課題です。1人ひとりが、一層の働きかけをお願いいたします。

 

奉仕事業について

「継続は力なり」秦野丹沢ライオンズクラブの奉仕事業は、ブラッシュアップを図りながら、前年同様の取り組みを継続したいと思います。

 

新型コロナウイルスへの対応について

新型コロナウイルスにより諸活動に対し制約が求められる可能性が払拭できない状況にあり、必要な対応が求められる際には柔軟に対応いたします。

 

秦野ライオンズクラブ 組織表

会長 大野 祐司

幹事 半藤 哉子

会計 飯田 文宏